今回は「朝の準備を早くする方法」をまとめます。
「ADHDタイプの大人のための時間管理ワークブック」の第3章です。
第3章では、
- 朝の時間を見積もる
- 朝準備を楽にするコツ
を学びました。
私は既に試行錯誤の結果、朝の準備のバタバタはなくなっています。
朝のバタバタがなくなると、起きてから家を出るまでが本当に平和です。
この記事では、「朝準備を楽にするコツ」に焦点を当てて紹介します。
あなたの朝のバタバタが少しでも減るとうれしいです。
朝の準備を早くする方法
では早速、朝の準備を早くする方法を考えていきます。
朝の準備を早くするには、まず原因とそれぞれの対策について考えましょう。
あなたの朝がバタバタする原因はなんでしょうか?
- 起きれず、時間が足りない
- 時間を逆算していない
- 別の時間にできる事を朝やろうとしている
- 探し物をしている時間が長い
- 無駄な動きが多く時間がかかる
他にもあると思いますが、上に挙げた5つについて、どんな対策法があるのか考えてみましょう。
【朝の準備を早くする方法①】起きれず、時間が足りない場合
朝、起きたい時間に起きれないと、気持ちが良い朝は迎えられません。
起きた瞬間、戦場にいるような気分になります。
時間に余裕を持つことが「気持ちが良い朝」には大切です。
しっかり睡眠時間を確保し、起きたい時間に起きれるようにしましょう。
夜更かしを止める方法については第2章でも学びました↓
【朝の準備を早くする方法②】時間を逆算していない場合
前回の第2章のところでも「朝準備のタイムログを取る」という宿題がありました。
もし、まだとっていなかったから、是非取っておきましょう。
「身だしなみを整える」のは5分で出来ると思っていても、実際に15分かかっていたら必然的に時間が足りなくなりますよね。
一度タイムログを取って、「自分がかかると思っている時間」と「本当にかかっている時間」を比べてみることが大切です。
私はこのアプリを使いました↓
スマホを持ち歩くと、歩いたり車に乗ったりを記録してくれるので、その時記録し忘れても、後からなんとなく思い出すことが出来ます。
事細かく「歯磨き」「食事準備」「お化粧」など記録できるのが理想ですが、そこまでやらなくても大丈夫(そこまで出来る人はこの本読んでないと思う)。
なんとなく普段の生活の中で「身だしなみを整える」や「食事(準備~片付け)」やその他の事にどれくらいの時間がかかっているのかを把握しましょう。
「本当にかかっている時間」が分かったら、出掛ける時間から逆算して何時までに何をしないといけないのかを考えましょう。
理想的な朝のためのモーニングルーティンの作り方↓
【朝の準備を早くする方法③】別の時間に出来ることを朝にやろうとしている場合
上で紹介した「モーニングルーティンの作り方」の記事にも書きましたが、別の時間にできる事を朝やろうとしていませんか?
「朝に夕飯の準備をする」とか「朝、今日着ていくシャツにアイロンをかける」とか、時間がないのにタスクを詰め込もうとしていませんか?
「気持ちが良い朝」を迎えるために本当に必要な事を考えてみましょう。
自分の理想とかけ離れているかもしれませんが、バッサリと生活をシンプルにしてしまうのもおススメです。
「理想的な生活」は出来るようになったらすればよいのです。
【朝の準備を早くする方法④】探し物をしている時間が長い場合
出掛けようとしたら「あ!鍵がない!」とかありませんか?
玄関を出たのに、忘れ物で家に戻ったり…(←私はよくやる。)
できることは2つです。
- 物の置き場所を決めておく
- 朝のお出かけセットを前の晩に用意しておく
毎日、同じ場所に置くって出来そうで難しいんですよね。
最初は慣れないけれど、1週間もすれば手が勝手にそこに置くようになります。
「置き場所を決めたら、必ず置く(置いてなかったら、そこに戻す)」を心掛けましょう。
朝の時間が足りないなら、朝ごはんやコーヒーのセットもしておくと時短になりますよ。
【朝の準備を早くする方法⑤】無駄な動きが多く、時間がかかる場合
同じ時に使う物は、同じ場所に置いておくと動きがスムーズになります。
例えば、「顔を洗って、お化粧をして、歯を磨く」を毎朝必ずするのなら(しますよね?)、洗顔フォーム、タオル、基礎化粧品、化粧道具、歯ブラシは同じ場所に置いておきましょう。
一連の流れを一度で終わらせることで、あちこち歩き回らずに済むので時短になります。
これは、トライ&エラーで色々試してベストなものを探していく必要があります。
家族の成長とともに変化していくこともあるでしょう。
いつも「ベスト」を探すつもりで工夫してみましょう。
【まとめ】自分に合った朝準備を早くする方法を考えよう
以上、朝準備を早くする方法を紹介しました。
家族が自分で動けるようになるために、物を分かりやすく配置するのはとても大切です。
「ママ、あれどこ~?」と毎日聞かれなくても済みますし、子供の自立心も養う事ができます。
お母さんが規則正しく、時間に余裕を持って過ごすのって、子供達にもとても大切なんですよね。
毎日怒り狂って朝を迎えるのを終わりにしましょう。
こちらの本を元にして記事をいくつか書いています。
第1章「ADHDタイプが時間に追われる理由を知ろう」より
第2章「夜更かしをやめる/やる気を出す方法を学ぶ」より
第3章「気持ちの良い朝を過ごそう」より←今読んでいる記事です。
第4章「忙しい夕方のバタバタを乗り切ろう」より
第5章「日中を効率よく過ごそう」より
第6章「面倒なことに重い腰を上げよう」
第7章「後回し癖を克服しよう」