以前テレビで甲本ヒロトさんが「今後の夢」について聞かれた時に、
僕は10代の頃、バンドを始めた瞬間にもう叶ってるんです。そして、今もやってるから、ずっと叶ってるんです。ずっとこのままでいいんです
まつもtoなかい~マッチングな夜~より
と言われていたのが、すごく印象的でした。
「夢」や「幸せ」って目指すものだと思っていたけれど、ずーっとその状態でいることも出来るんですね。
この記事では、「ずーっと幸せを感じる」ために、最近読んだ本から「幸せを感じながら生きるために必要な3つの要素」について説明します。
「幸せ」について科学的に表した「幸福学」。2人の専門家による色んなデータや研究からみた「幸せになる方法」が面白かったです。
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幸せを感じながら生きるためにひつような3つの要素
本の中で「ケーキ作りにレシピがあるように幸せにもレシピがあります」とカナダのブリティッシュコロンビア大学 心理学部准教授のエリザベス・ダン博士は言いました。
ケーキ作りに絶対に必要なのは「卵・砂糖・小麦粉」ですが、「幸せを感じながら生きるために必要なのはこの3つです。
- 他人との結びつき
- 親切と感謝
- ここにいる事
1つずつ説明しますね。
【要素①】他人との結びつき
家族や友達など密接な人との交わりは、間違いなく幸福感を上げる事につながります。
自分をさらけ出しても良いという信頼関係は安心するし、愛情を感じることができます。
でも、人との交わりは家族や友達だけでなく、「社会とのつながり」でも充分に幸せを感じることは出来るのです。
実験によって、外交的な人だけでなく、内向的な人も普段の生活でほんの少し人と関わるだけで、より多くの幸福を感じることができるということが明らかになっています。
コンビニのレジの人に挨拶をする、近所の人に「今日は暖かいですね」と声をかける、そんなちょっとした事で幸福度は上がるのです。
【要素②】親切と感謝
人と交わるだけでなく「人を助けよう」とすることは、多くの幸福感に結びつきます。
古代から、人間は群れの中で生きてきました。
「自分が人の役に立っている」と思う事に喜びを感じるのは、人間が生き延びるために培った性質なのです。
「親切にして感謝される」「親切にされて感謝する」という相互の関係が大切です。
また、募金のように物やお金を与える貢献よりも、ボランティア活動のように自分の労力や時間を投資して与える経験の方が幸福度が増す傾向があります。
道路で道を譲るとか、ドアを次の人のために抑えるとか「ささやかな無償の愛」を与えると、相手だけでなく自分も良い気持ちになるのです。
毎日、自分が人にした親切を数えたり、感謝ノートを書く習慣をつける幸福度がUPします。
【要素③】ここにいる事
よく禅の教えやマインドフルネスなどでも「今ここを大切にしましょう」という言われます。
私達は、内容に関係なく、目の前の事に集中している方が、物思いにふけるよりも幸福を感じるのです。
どんなに楽しい妄想も、目の前の事に集中する幸福感にはかないません。
仕事中や家事の最中など、一見「楽しく見えないこと」をしている最中であっても、「今のこの瞬間」に集中することがとても大切なのです。
私達の生活で、「今ここ」からの注意力が散漫になる原因を作っているのが、スマホなどのテクノロジーです。
意識的にスマホから離れる時間を作ると、ストレスが減り、健康と幸福に良いということが、研究によって分かったそうです。
【まとめ】自分から幸せを感じながら生きて、周りを巻き込もう
同じ本の中で、マサチューセッツ州で20年間継続して行われている研究の結果として、こんな記述もありました。
近しい知人が幸福だったとすると、自分の幸福度はおよそ15%上昇します。「知人の知人」が幸せだった場合でも、自分の幸福度は8%ほど上がることが分かります。
「幸せ」について知っておきたい5つのこと 位置ナンバー1538/1888
研究によると、幸福な人は幸福な人同士で固まっていて、不幸な人は不幸な人同士で固まっている傾向があったのです。
自分が幸せであれば、周りの人にも幸せを移すことができます。
自分の周りの人が幸せだと、自分も幸せをもらう事ができます。
まずは、普段より少し多めの人とのコミュニケーション、親切と感謝で過ごしてみましょう!