マインドフルネス

禅の教えがおもしろい!「禅とジブリ」をよんで

【画像】禅の教えがおもしろい
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たまたま出会った「禅とジブリ」という本を読みました。

レビューを見ると「禅の入門書」としておススメされている本でした。

最近、瞑想も始めたし、職場のおっちゃんがよく禅道について話しているので興味を持ちました。

この記事では、「禅とジブリ」を読んで学んだ

【禅とジブリで学んだこと】

  • 今ここに集中する
  • 受け身で生きる
  • 物事に二面性を見る

という3つの教えについて説明します。

Appleのスティーブジョブズとか著名な人が学んだ禅道を少し理解したよ

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禅とジブリ

「禅とジブリ」の本から禅を学ぶのは、ジブリ好きの私としてはとっつきやすかったです。

ジブリのプロデューサーである鈴木敏夫さんが3人の禅僧と対談する形式の本です。

ジブリが大好きという1番最初の東京の龍雲寺の住職の細川真輔和尚との対談が興味深かったです。

ジブリの映画の中に流れる「禅」との出会いでした。

例えば、「もののけ姫」のこの場面です。

モロ
モロ
お前はサンを救えるか?
アシタカ(のつもり)
アシタカ(のつもり)
わからぬ

この「わからぬ」が禅問答に近いものを感じた、というのです。

私たちは、明日の天気もわからないような存在です。けれども幸せを祈って生きていくことはできる、というのが仏教の根底にある思想なんです。「不識」、つまりわからないことこそが人生なんです。

禅とジブリ

面白いですね。

その他、「魔女の宅急便」のキキが黒猫のジジと話せなくなった理由なども明かされています。

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「禅とジブリ」を読んで学んだ禅の教え

ここからは私が「禅とジブリ」から学んだ禅の教えを3つ発表します!

  1. 「今、ここ」に集中する
  2. 受け身で生きる
  3. 物事に二面性を見る

この3点を詳しく説明します。

「今、ここ」に集中する

【画像】禅の教え1

近年、マインドフルネスという考え方で一気に逆輸入されてきましたが、瞑想で磨くことができる「今、ここ」に集中する大切さです。

理想の自分と比べたら、現実の人生はみすぼらしく見えるに決まっている

禅とジブリ

そうなんです。

私たちが過去や未来に捉われるのは「今、この瞬間」に集中できていないから。

今、目の前にある事をコツコツやることで「未来」は作られているんだから、今に集中しないで未来を夢見るのは滑稽なことなんです。

現在・過去・未来のうち変えられるのは今だけ

禅とジブリ

という事を肝に銘じて「今、ここ」に集中するようにしなくてはいけません。

受け身で生きる

【画像】禅の教え2

一番難しいと感じたのが「受け身で生きる」という事です。

私はこのブログでもさんざん「目標を掲げる大切さ」を語ってきましたから…。

自分は本来無一物、何も持っていない。すべての縁によって自分が成り立っている。

(中略)

自分が無一物であることを認識すると、悩みも自分の影法師でしかない。

禅とジブリ

私たちは自然の一部でしかなく、何を身構える必要もない。

そのままを受け止める心」が大切だと説きます。

鈴木敏夫さんは、実際何かを目指してやってきたわけではなく、その時の縁を生かして仕事をしてきたと書いてありました。

目標に向かって努力して、その通り実現することって、世の中で起こることのほんの少し

禅とジブリ

確かにそうかもしれませんね。

もし、目標を持つことで自分が苦しむのであれば、「偶然に身をゆだねる」というのも一理あると思います。

でも、受け身でと言いつつ、

これが自分だ、と思ったものを何度でも脱ぎ捨てなさい

禅とジブリ

とも説いています。

「自分とは、これだ」と思った瞬間から苦しみが始まるから。

「幸せ」とは、そもそも「為合」と書いて「天がなすことに合わせる」という意味だったそうです。

積極的に道を切り開くんじゃなくて、偶然か必然か、起きたことに合わせることが幸せだったんですね。

私の場合、積極的に動かなくては何も起きなさそうな気がします。

でも、自然の一部と考えると、それでもいいのかもしれません。

難しい…。

物事に二面性を見る

【画像】禅の教え3

物事には必ず光と影、2つの側面があるというのも学びの1つです。

中国の「両行」という言葉を説明したところがあります。

対立するもの両方をそのまま生かしておくと、必ず何かが生まれてくる、という考え方なんです。いとつの考え方で絶対化してしまわないで、ついになるような考え方を常に持っておく。

禅とジブリ

目標を決める時に、前提条件などを考えてから始めるのですが、その前提条件が覆される可能性だってあるわけです。

色んな選択肢を持っておくという事にもなると思います。

何事も決めつけずに、広い視野を持っておくことが大切かなと思います。

対のところで面白かったのが「日本には必ず対になる意味の言葉がある」という事です。

  • 「旅の恥はかき捨て」↔「立つ鳥跡を濁さず」
  • 「急がば回れ」↔「善は急げ」
  • 「二兎を追う者は一兎をも得ず」↔「一挙両得」
  • 「蛙の子は蛙」↔「とんびが鷹をうむ」
  • 「渡る世間に鬼はなし」↔「人を見たら泥棒と思え」

などなど。確かにいっぱいありますね。

でも、「今日できる事を明日に延ばすな」には対がないそうです。

だから、「明日できることは今日するな」を作らないと健全じゃない!と言っていました(笑)

私もそう思います。

これは私が「明日できる事は今日するな」の法則について書いた記事です↓

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禅の教えをもっと学びたい!

【画像】禅とジブリを読んで

今回、「禅とジブリ」で禅の教えに触れて、もっと学びたいと思いました。

禅僧のようには生きられないけれど、自分が変わるヒントがある気がします。

とりあえず、まずは「今、ここ」ですね。

私たちは、情報や、モノがたくさんある時代に生きています。

できるだけ自分が大切にするもの以外をそぎ落として、「自己」を見つめることが大切です。

足るを知る」と本にもありましたが、本当にそうですね。

感謝を忘れず、豊かな生活を送りたいです。

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