主婦業って小さな仕事がたくさんあって、朝から晩まで人の世話だけで終わる…なんてことになりかねませんよね?
そこに子供の事や仕事(私の場合はパートですが)が加わるわけですから、本当に大変!!!
家事すらすべて終わらないのに、「自分の時間が欲しい」なんて考えるのもいけないような気がしませんか?
という事で、この記事では、
- 自分の時間が欲しい主婦&ママに必要な、タスク管理のマインドセット
を説明します。
自分の時間がない主婦でも、自分のための時間は大切!
と思ったあなた、ちょっと待って!
もし、あなたが家事をすることに幸福を感じられる人ならいいかもしれません。
でも、私の言う「自分の時間」は、自分1人で誰にも邪魔されずに家事をする時間じゃありません!
自分の時間=本当に自分ために使う時間
です!
自分ひとりだけの時間が1日あるとしたら何がしたいですか?
ブログを書いたり、本を読んだり、映画を観たり、縫い物をしたり、フェイスパックをしたり、ヨガをしたりと、とにかく自分が楽しむ時間が「自分の時間」です。
と、私もちょっと前まで思っていました。
でも今は、どんなに家族の事が大好きでも、「母」でも「妻」でもない「私」の時間がなくてはいけないと思っています。
私達は自分の時間がなくて、心に余裕がなくなってくるとこんな特徴が出てきます。
- 他人に対して攻撃的になる
- 人の悪いところばかり目についてしまう
- 細かい事に意識が向かなくなる
- 準備不足になり失敗しやすい
- 楽しい事をしても楽しみを感じなくなる
こんな自分、嫌ですよね。
自分の時間をしっかり確保して、心に余裕を持つことで、家族にもやさしく接することができるし、子供達の見本となることができると思います。
私達は「自分の時間が欲しい」と思う事に罪悪感を感じなくて良いんです。
では、どうやったら忙しい毎日に「自分の時間」を作ることができるのか、まずは、主婦が自分の時間を確保するためのマインドセットについて説明します。
「自分の時間がない!」と感じる忙しい主婦&ママのみなさん、一緒に「今日の私」を大切にする生活にシフトチェンジしましょう!
自分の時間を主婦が持つためのマインドセット
大切なので最初に言っておきます。
主婦が自分時間を持つために必要なマインドセットは、
明日できることを今日やるな
です。
「明日できることを今日やるな」と聞くと、だらけた考えだと思う人もいると思います。
でも、やらなくてはいけないタスクがたくさんある場合、なんでもやみくもにやっていたらどうでしょう?
そう、効率が悪いんです。
理由は後で説明しますが、まずはこれを覚えておきましょう!
【マニャーナの法則】
緊急性がなければ明日やろう
*マニャーナはスペイン語で「明日」という意味
自分の時間がないと嘆く主婦におすすめのタスク管理
とは言っても、なんでも後回しにしていて、やらなくちゃいけない事がちゃんと終わるのか?と思いますよね。
少し、私が昔、一生懸命学ぼうとしていた「あな吉手帳術」についてお話させてください。
あな吉手帳術とタスク管理
時間管理をしたい主婦の間で有名な「あな吉手帳術」では、思い付いたタスクを「ふせん」に書き出して「見える化」するのが最初の1歩です。
そこから、タスクに優先順位をつけて、締切を作って、やれる日にふせんを移動します。
すきま時間にやる用のタスクもリスト化し、すきま時間が出来たらリストを開きます。
「あな吉手帳術」をモノにしようと奮闘していた頃の私は、どうしても「ふせん」や「リスト」に目が行ってしまい、うまく使いこなせませんでした。
でも、今になってみると、タスクを書き出して見える化するのも大切だけど、本当に大切なのは、書いた「ふせん」と「スケジュール」と「ルーティン」を元に1日の予定を効率的に組むことなんだと分かりました。
自分の時間がない主婦が時間を作るためのタスク管理
書き出したふせんから今日できる事を抜き出してTodoリストを作るのは、効率的なタスク管理とは言えません。
やらなくてはいけない事を取りこぼさない、という点ではリストを作るのも効果的です。
でも、主婦の抱える仕事の多くは、明日と言わずに出来るだけ後回しにした方が効率が良くなることも多いのです。
例えば「あ!電池がない!」と思った時にすぐに買いに行きます。
そして次の日に子供に「消しゴムがない」と言われ、また買い物に行くのでは時間の無駄ですね。
電池がどうしても「今」必要というわけではないのなら、まず買い物リストに書いておきます。
それがないと困るという時まで待つか、どうしても必要な物が出てきたときに一緒に買った方が効率が良いのは分かると思います。
買い物に行くのだって「学校のお迎え帰りにドラッグストアーに寄る」とか「仕事帰りに食料品店に寄る」など出来るだけ時間のロスのない組み合わせを考えるといいでしょう。
そうすれば、思い立った時に買い物にいくよりも、ずっと時間が短縮されますよね。
買い物だけに限らず、今日やらなくてはいけないタスク以外は明日以降に回すことで「今日」時間が生まれます。
自分の時間を持つために、効率よく家事をこなすことが大切
「今日」の時間を大切にできなければ、「いつかはきっと」の未来でもきっと時間を大切に出来ないでしょう。
だから「今日」を大切にする時間の使い方にシフトチェンジするのが大切なのです。
なんでもかんでも後回しにして、好きな事をやろうと言っているわけではありません。
では、具体的にどうしたら「明日できることを今日しない」の考えをもとに主婦が自分の時間を持つことが出来るのか説明します。
自分の時間を主婦が持つための5つのポイント
主婦が自分の時間を持つための方法はこの5つです。
- 主婦業の営業終了時間を決める
- 必ずやらなくてはいけない事をルーティン化する
- やることリストをカテゴリー分けして1つにまとめる
- 緊急性のないLINEは寝る前にまとめて返信する
- やりたくない事は断る勇気を持つ
1つずつ詳しく説明します!
【自分の時間を作る方法①】主婦業の営業終了時間を決める
主婦の仕事は多岐にわたって、本当に小さい事から大きい事までたくさんあります。
今日の主婦業の営業終了時間を決めなければ、寝る瞬間まで何かしら仕事は残っていると思います。
なんとなく中途半端で1日を終えている、という気分になるのではないでしょうか?
主婦業の終了時間までに仕事を終える
まず、何時まで家事をするのか、終了時間を決めましょう。
そうしたら終了時間までに終わらせようとテキパキ動くことが出来ます。
残業代を稼ぐためにダラダラ仕事をしているサラリーマンみたいな感じで家事をしているのでは時間がもったいないです。
自分時間を確保するためには必ず終了時間を設定して、自分の時間をスケジュールに組み込んでください。
家事に優先順位をつける
だったら、寝かしつけまでに夜の家事を終わらせるようにしましょう。
今日のうちに絶対に終わらせておかないといけない家事は優先的に終わらせましょう。
例えば、ウチの場合、それは「夕食の片付け」です。
夕食の片付けだけ終われば、後の家事は後回しでもいいやと思いましょう。
終了時間が来たらキリの良いところまでやっておしまいとします。
もう疲れたから終わりにするのではなく、自分で決めて終わりにするのです。
本当は「部屋の片付けまでやりたい!」と思ってできなくても、明日またやればいいんです。
「やりたくない~」と1時間ダラダラやるよりも、その日は寝てしまって、朝1番に10分だけ片付けるのはどうでしょう?
自分の時間を持つためには「効率」が大切です。
それに、終わらなくっても死ぬことはありません。
やりたい事を延々とやり続けたらエンドレスなのが主婦業なので、メリハリを持ちましょう。
【自分の時間を作る方法②】必ずやらなくてはいけないことはルーテイン化する
掃除・洗濯・炊事など、主婦の仕事には必ずやらなくてはいけない事があります。
そこは、もう最初からスケジュールに組み込んでおきます。
ルーティンの家事は頭で考えなくても「やる事」も「やる順番」も大体決まっていると思います。
朝だったら「掃除」「洗濯」「学校の準備」「食事の用意」「後片付け」など。
夜だったら「食事の用意」「後片付け」「宿題や連絡帳のチェック」「寝かしつけ」など。
- その時間に何をやらなくてはいけないのか
- どの順番でやると時短になるのか
という事を、物の配置も含め工夫をしてみましょう。
毎日の家事の他にも、週1家事、隔週家事など、決めてしまえば頭を使わなくてもできます。
脳みそのエネルギーは自分の時間のために取っておきましょう!
ルーティンのことは毎日やっているので、忙しくて多少取りこぼしても大丈夫です。
子供の学校関係だけしっかりやっていれば!
出来なかったらまた明日でOK!
【自分の時間を作る方法③】やることリストをカテゴリー分けして1つにまとめる
とにかくタスク管理の最大のコツは「タスクを出来るだけひとまとめにする」という事です。
「買い物」「電話」「アイロンがけ」「裁縫」などとやる事リストのカテゴリー分けをします。
そしてやらなくてはいけない時が来たら、同じカテゴリーのモノを全部やってしまいましょう。
一気にやることで「面倒くさいから今度にしよう」を防げます。
苦手な家事ほど、1つやったときに全部やってしまえば、しばらく考えなくてよくなるのでおすすめです。
アイロンがけもハンカチを洗うたびにアイロン台を出して、アイロンを温めて…という事はしません。
ギリギリまで待って、子供の給食当番のかっぽう着など、絶対にアイロンをかけなくてはいけない物が出てきたときに一気にアイロンをかけます。
(そもそもアイロンをかけなくてはいけない物を可能な限り減らしています)
必要な時にすぐにやるのではなく、もうやらないとヤバいとなったらやればいいんです。
同じカテゴリーのものを全部やれば、それをやるための気合や準備の時間が短縮されます。
【自分の時間を作る方法④】緊急性のないLINEは寝る前にまとめて返信する
「今日の宿題なんだった?」とか「相談があるんだけど…」といった趣旨のLINEはすぐに返信します。
でも「木曜日の英語のクラスあるっけ?」とか、「メダカが死にそうなんだけど(私はメダカの専門家ではない)」とかの緊急性のないものは寝る前にまとめて返信します。
その都度返信していたら、やっていることの効率も下がってしまうので、チラっと見るかもしれませんが返信はしません。
すぐに返信しなくても大丈夫な内容なら、こちらの都合で返信すればいいんです。
旧友はもちろん、ママ友だって、返信が遅くなっても普通はみんな大丈夫です。
もしこれから新しく友達になる人がいたら、「私は返信遅いから」とか布石を打っておくといいでしょう。
学生時代のように返信ができなくて当たり前です。
日頃から「返信が早い人」と思われないようにすると良いでしょう。
Lineを送ってくる人は、その人の都合で送ってくるのです。
あなたがその人に合わせる必要はありません。
【自分の時間を作る方法⑤】やりたくない事は断る勇気をもつ
学校のママ同士のサークルやお付き合いで言っている教室など、本当はやりたくない事に時間を使うのはもったいないです。
だから、最初に誘われた時に、それが本当にやりたい活動なのかよく考えましょう。
もしやってみて、続けたくないなと思ったら断る勇気を持ちましょう。
「続けられそうもない」とか「思っていたのと違がった」とか、早ければ早い方が断りやすいですね。
何度か通ってしまって、仲間と認識されてから断るのはちょっと気合いがいりますね。
それでも「忙しくなっちゃったから」とか「時間の都合が合わなくなっちゃったから」とか言えば、普通は理解してくれるでしょう。
そのことで陰口を言われるようならば、最初からそのグループには属している価値もなかったと思いましょう。
例えば1時間の活動でも、準備や往復の時間を考えると2~3時間は使う事になると思います。
「私は主婦だから時間がない」と思うのは卒業して、まずは自分が自分の時間を大切にしましょう。
自分の時間が欲しい主婦が家事もちゃんと終わらせるには
「明日できることは今日やるな」と言っても、ちゃんと家事を終わらせたいしっかりさんもいますよね。
それならデビット・アレンのGTD(Getting Things Done)のメソッドにある「2分ルール」です!
【2分ルール】
2分間でできることは、今すぐやる
例えば3日後に提出締め切りの、出欠を〇して名前を書いてはんこを押すだけの学校の手紙があったとします。
これを「マニャーナの法則」に則って前日までやらずにいるとどうなるでしょう?
ずっと「あぁ、提出の締め切りを忘れないようにしないと…」と覚えておかないといけないですよね?
始めたら2分で終わることはその時やってしまったほうが楽です。
考えてみると、主婦の仕事はやり始めたら2分以内に終わることがとても多いです。
ヨゴレも片付けも蓄積してから取り掛かるのではなく、さっさとやってしまった方がいいのです。
自分の時間が欲しい気持ちをあきらめないで
子育て中のママでも、兼業主婦でも自分の時間を持つことをあきらめないで欲しいです。
「自分の時間はない」と思っていると、いつまでもありません。
でも、「自分の時間を作る」と決めれば、時間は作れます。
自分の時間が出来れば心に余裕が生まれます。
忙しくて、余裕がなくてイライラして子供や夫に当たってしまっては本末転倒です。
どんなに忙しい主婦でも自分の時間は作れます。
何も犠牲にしなくても自分の時間は作れます。
「自分の時間を作る」と決めるだけです。
主婦でもない、嫁でもない、ママでもない、「私」を大切にしましょう。