「感情と自分を切り離す」と言う事について、オンライン瞑想サロン「MELON」で学んだ事をシェアします。
最近落ち込む出来事があり、私はミーニングノートに「これは違う私を探すチャンス」と書きました。
でも、意味づけをすることで、心の中にある悲しみに目を向けないでいたら、悲しみがどんどん大きくなるのを感じました。
ミーニングノートを書いていると、コミュニティでは「意味づけ筋」と呼んでいますが、なんでも「気付き」や「学び」に変える力がすごくつきます。
これはもちろんすごく良い事なのですが、今回はすぐに「気付き」に変換することで、自分の感情に蓋をしてしまったことに気付いたんです。
「感情」と「自分」との付き合い方について考えていた時に、ちょうどMELONの先生が話をしてくれたので、今回は「感情と自分を切り離す」と言う事について書いていこうと思います。
感情と自分を切り離すってどういうこと?
感情を感じて、瞬間的に反応して行動してしまう時、それは「感情=自分」になっている状態です。
イラっとしてつい手が出てしまったり、過去の失敗にいつまでも捕らわれて動けなかったりすることありますよね?
感情が自分と同一のものであるとき、感情に振り回されて私達は自分自身をコントロールすることが出来ません。
ネガティブな感情に無意識に反応せず、それを意識するだけで「感情」と「自分」の間にスペースを作ることが出来ます。
感情と自分を切り離すことが出来れば、「私が痛い」のではなく「私の中に痛みがある」という感覚になり、客観的に見れるようになります。
痛みや苦しみがなくなるわけではないけれど、それは永続的なものではなく、変化していくものだと理解が出来るようになるのです。
感情と自分を切り離すための3ステップ
それでは、感情と自分を切り離すための3ステップを紹介します。
- 感情を観察する
- その感情以外の所を観察する
- 好奇心を持ってその感情と向き合う
1つずつ詳しく説明します。
感情を観察する
感情を感じて、瞬間的に行動に移してしまったとき、その感情を観察することはできませんね。
でも、感情を観察するために瞑想などマインドフルな時間を作ってみましょう。
静かな時間の中で、自分が感じている感情を観察してみます。
ドロドロしたものや、深い悲しみを感じてることがあるかもしれませんが、ジャッジはせずに感じている事をあるがまま受け入れてみます。
なるべく反応しないで、何か反応を起こしそうになったら少し我慢して数呼吸見送ってみます。
しばらく観察していて感情が変化するか、しないかを観察します。
その感情以外の所を観察する
感情をじっくりと観察したら、次はそれ以外の所に意識を向けます。
呼吸をしている時の息の冷たさや呼吸と共に膨らんだり縮んだりする身体に意識を向けてもいいでしょう。
不快を感じてる感情にずっと意識を向けていると、まるでそれしかないように必要以上に大きく感じる事があります。
でも、他の所に意識を向けてみると、そこにも違う感情がある事ということを感じます。
他にもいろんな感情があって、「悲しみ」や「苦しみ」はその中の1つに過ぎない事に気付きます。
気付いたら、「悲しみ」や「苦しみ」に囚われれる執着を手放すことが出来るようになります。
好奇心を持ってその感情と向き合う
今、「悲しみ」や「苦しみ」が、その時感じているたくさんある感情の中の1つである事に気が付きました。
その感情とは共存できそうですか?
その感情を興味を持って見守ってみてください。
これから変化していくのか、いかないのか・・・。
無理をしないで。
つらくなったら観察を止めてください。
まずは出来ることから始めることで、その感情との向き合い方に選択肢が増えるのです。
【まとめ】感情と自分を切り離す
以上、感情と自分を切り離す方法についてシェアしました。
私の場合は、感情を無視して早急に気付きや学びに結び付けて、自分の中に膨れてくる「悲しみ」に蓋をしようとしてしまいました。
でも、感情と自分を切り離し、制御不能にならない状態で「悲しみ」は「悲しみ」として持っておくことが出来るのだと、今回の話を聞いて学びました。
「悲しみ」に乗っ取られると、自暴自棄になってしまいそう。
でも、それを感情の1つとして、自分と切り離して外から見ることで上手く付き合っていくことが出来そうです。
ミーニングノートを書き続けることで、感情と自分を切り離しメタ認知できるようになるのは確かで、大体の場合とても有効に働きます。