瞑想と言うと、日本人ならば「座禅」を思い浮かべるのではないでしょうか?
なんて思いませんか?
座禅も瞑想も確かに目をつぶって静かにしているように見えるけど、
座禅と瞑想は全然ちがーう!
ということで、この記事では、
- 座禅とマインドフルネス瞑想の違い
について説明します。
座禅とマインドフルネス瞑想の違い
座禅とマインドフルネス瞑想には「似ているところ」と「全く違うところ」があります。
今回はこの4点について違いを紐解いていこうと思います。
【座禅とマインドフルネス瞑想の違い】
- 起源
- 姿勢
- 呼吸法
- 目的
では、詳しく見てみましょう。
【座禅とマインドフルネスの違い①】起源について
【座禅とマインドフルネス瞑想の起源の違い】
- 座禅→仏教
- マインドフルネス瞑想→アメリカ
座禅は、仏教の禅寺で行われる座って行う修行の事です。
インドでお釈迦様が悟りを拓くためにしていた苦行を離れ、菩提樹の下で座禅を組んだのが始まりと言われています。
マインドフル瞑想はどうでしょう?
マインドフル瞑想はアメリカで生まれ、仏教の座禅の考え方をベースに宗教色をなくしたものの事です。
マインドフル瞑想はAppleやGoogleなど多くの企業で取り入れられている事で知られています。
【座禅とマインドフルネスの違い②】姿勢について
【座禅とマインドフルネス瞑想の姿勢の違い】
- 座禅→決まった作法・決まった姿勢がある
- マインドフルネス瞑想→リラックスできればなんでもOK
座禅には決まった姿勢があります。
座る前から合掌したり、おじぎしたり、右回り~などの「座禅の作法」があります。
座禅の姿勢も、足の甲を太ももに乗せて、背筋を伸ばし、手は親指をくっつけて舟みたいな形を作る…いわゆる座禅の形をしなくてはいけません。
姿勢が崩れたりすると、「ピシャ」っと叩かれるイメージですよね。
マインドフル瞑想はどういう姿勢をイメージしますか?
あぐらをかいて、膝の上で手のひらを上に…という姿勢をイメージするのではないでしょうか?
でも本当は、別になんでもいいんです。
静かなところで、リラックスできれば椅子やソファに腰を掛けても良くて、決まりはありません。
手も「落ち着くところ」に置けばいいだけです。
膝の上、ももの上、だらっと横に…など色々試して自分なりの場所を見つければいいんです。
【座禅とマインドフルネスの違い③】呼吸法について
【座禅とマインドフルネス瞑想の呼吸法の違い】
- 座禅→逆腹式呼吸法
- マインドフルネス瞑想→吐くときにゆっくり長く
座禅の呼吸法は「逆腹式呼吸法」と言います。
息を吸う時にお腹がへこみ、肛門がキューっと上に上がる感覚になります。
おへその下の奥の方にある「丹田」に集中する感じです。
息を吐くときは、力が緩みお腹が膨れてきます。
マインドフル瞑想の呼吸法は「腹式呼吸」と一般的には言われています。
吸う時にお腹が膨れ、吐くときにへこみます。
でも、これもそれほど気にする必要はありません。
「吸う時よりも吐くときを長く」「ゆっくりとした呼吸を心掛ける」という事を気を付けていれば大丈夫です!
【座禅とマインドフルネスの違い④】目的
【座禅とマインドフルネス瞑想の目的の違い】
- 座禅→
ただ「座る」ために座る - マインドフルネス瞑想→
「今、ここ」に集中し、自分が生きているこの瞬間に集中できるようになる心の訓練
座禅の場合、座禅によって煩悩(雑念)を取り払い、心の内にある「仏性」を再発見するのが目的です。
座禅は、菩提樹の下で悟りを拓いたお釈迦様と同じ修行になります。
お釈迦様と同じように「無我、無心(自分さえも客観的に見る事のできる境地)」に行きつくのを目指すのです。
ですが、「座禅」によって悟りが拓けるかどうかはわかりません。
ただ「座る」を目的として座禅を組むのです。
「マインドフル瞑想をしよう!」と私たちが考える時、色々と効果を考えますよね?
瞑想は「心のトレーニング」という話はこちらの記事でしましたが、
その他にも「ストレスが軽減する」「集中力が付く」など色々な効果を期待してやります。
座禅とマインドフルネス瞑想の違い【まとめ】
座禅とマインドフルネス瞑想の違いについてまとめました。
比べてみると座禅とマインドフルネス瞑想は似ているようで、全然違いました。
座禅会などありますが、一般人にはまねごとは出来てもなかなか心の在り方までマスターするのは難しい!
私達が生活の中で取り入れることができるのは「マインドフルネス瞑想」ですね!
\私はMELONで瞑想してます/
\簡単に取り入れられる1分間瞑想/