早起きを始めてずいぶん経ちますが、私が最近大切にしているのは、日の出前の「夜明け」の時間です。
真っ暗な夜が明けてくる「夜明け」は、インド医学のアーユルヴェーダでは「日の出」の96分前となっています。
「夜明け」から「日の出」までの96分間を「ブラフミームフルタ(創造主の時間)」と言います。
自然界が、私達の心と身体を整えるポジティブなエネルギーにあふれた、とても神聖な時間なんだそうです。
まだ家族が起きていない部屋に立つと、いつもの様子と一変して、シンと静寂に包まれているのを感じます。
この時間を有効に利用して、パワーチャージをしましょう。
この記事では、
- 「夜明け」の時間の意味
- 「夜明け~日の出」の時間にやると良い事
- 「夜明け」の時刻を知るアプリ
について紹介します。
「日の出」と「夜明け」の違い
「日の出」と「夜明け」はどっちが先?!と思った事はありませんか?
その疑問は辞書を調べてみるとすぐに解決します。
【日の出】
朝、太陽が東に昇ること。また、その時。天文学では、太陽の上縁が東の地平線に出た瞬間。
【夜明け】
夜が明けること。また、その時分。 日の出前、太陽の中心が地平線下の7度21分40秒に来た時刻。
-goo辞書より
夜が明けてくる「夜明け」が先にあり、その後太陽があがる「日の出」が続きます。
アーユルヴェーダ的には、「夜明け」と共に目覚めるのが理想だそうです(私はもっと前に起きちゃってる)。
「夜明け」の時間は、1日のうちで一番気温が低く、酸素濃度が高いと言われています。
空気が澄んでいて、綺麗なエネルギーが満ちています。
まだ暗かった夜が、1分毎にどんどん明るくなっていき、太陽の恵みを感じます。
今日という日への期待が一番大きい時間です。
「夜明け」の時間に目覚めているというのは、今日が始まる瞬間に立ち会う事とも言えます。
夜明けの時間にすると良い事
アーユルヴェーダには「理想の朝の過ごし方」があって、「オイルうがい」や「シャワー」があるのですが、私は出来る事だけ取り入れています。
私が取り入れている「夜明け」にやる事を紹介します(夜明け前にやってることもあるけど)。
- 部屋の換気
- うがい
- オイルマッサージ
- 水を飲む
- 心積もり
- 瞑想(深呼吸)
1つずつ詳しく説明しますね。
【習慣①】部屋の換気
冬の寒い日はやっていませんが、「夜明け」の時刻と共に窓を開けて、新鮮な空気を思いっきり吸い込みます。
風水的にも、家の中の空気が流れていると、気の流れも良くなると言われています。
春だけかもしれませんが、夜明けから15分くらいすると鳥が目覚めます。
窓を開けておくと、鳥の声もよく聞こえて、心が豊かになるのを感じます。
【習慣②】うがい
朝起きたら、顔を洗い、必ずうがいをします。
寝ている間に、歯に挟まった食べかす等に菌が発生していて、寝起きの口の中はかなり汚染されているそうです。
アーユルヴェーダでは、寝ている間に毒素が体の表面に出てくると考えられています。
そのため、朝の習慣として「舌苔」を取り、シャワーを浴びます。
歯科的にも「朝起きたらまず歯を磨くのが良い」と教えてもらいましたが、今は、面倒くさいのでうがいのみです。
*本当は、歯ブラシで舌苔を取ると余計に押し込んでしまうため厳禁。専用のものを使いましょう↓
【習慣③】オイルマッサージ
アーユルヴェーダでは頭から足の先まで全身をくまなくオイルマッサージしていきます。
もちろん私にはそんな時間はないので、顔をチャチャっとマッサージして、残ったオイルを手に伸ばすくらい。
オイルマッサージの目的は血流とリンパの流れを上げる事なので、首のリンパ流しだけします。
本場ではセサミオイルを使うようですが、私はいつも使っているスクワランオイルを使っています。
【習慣④】水を飲む
アーユルヴェーダ的には、朝に白湯を飲むと、身体の中に溜まった未消化の物質を排出できると考えられています。
私は、朝から白湯を作るのが面倒くさいので、常温の海洋深層水にBRITAのお水を電気ポット沸かしたものを混ぜて飲んでます。
*本当の白湯はヤカンを火にかけて、沸騰してから10分くらいグツグツさせたものを80度まで冷まします。
朝の白湯にはこんな効果があります。
- 内臓機能を高めて代謝を上げる
- 血流が良くなりデトックス効果
- 便秘解消
綺麗な女優さんって、朝に白湯を飲んでいるイメージがあるから、美容に良い事は間違いなしです。
【習慣⑤】心積もり
アーユルヴェーダでは朝に「吉相物を眺める」というルーティンがあります。
これは「縁起のいいもの・自然・好きなものなどを眺めて、ポジティブないいことを考える」ということです。
私は、これを毎朝やっている「心積もりノート」に置き換えています。
心積もりノートでは、今日の1日を考えて、ワクワクしながら自分がどうなりたいかを考えます。
朝、完全に脳が起きる前に、ポジティブなイメージを脳に擦り付けておくのです。
1日を通してやる事を考えるのにも役立つし、自分が何を望んでいるのかを考えるのにも良い時間になっています。
【習慣⑥】瞑想(深呼吸)
瞑想と言えるか分からないけれど、「夜明け」ちょうどの時間になったら1分間瞑想をしています。
やっている事を止めて、自分に集中します。
神聖な朝の空気を自分に取り込むのをイメージして、大きく深呼吸しながらの呼吸を意識しています。
息を吸う時に両手を上げ、吐く時に両手を下げるだけでも、朝の太陽礼拝の替わりになるそうです。
本当はヨガなどして体を動かすそうですが、私はズボラヨガで済ませています。
夜明けの時刻を知るには?
私は正確に夜明けの時刻を知るためにアプリを利用しています。
GPSで自分が住んでいる場所の夜明けの時間いアラームを鳴らすことが出来るんです。
(iPhone限定です。ごめんなさい)
この習慣を始めたころ、夜明けの時間は午前6時頃でしたが、毎日1~2分早くなり、今は5時です。
時計は1年中変わらないけれど、夜明けの時刻は季節によって変化します。
人間は自然からの影響を受けているので、太陽の動きを感じることができるのが、また早起きの良いところです。
【まとめ】日の出前の夜明けの時間にエネルギーチャージを!
以上、私が取り入れている「夜明けから日の出」の時間に行っているアーユルヴェーダの習慣について紹介しました。
普段、仕事や家族のために走り回っている自分だから、朝の少しの自分だけの時間がとても大切です。
アーユルヴェーダは健康に若々しく暮らすことを目的とした「予防医学」です。
5000年の歴史があり、スリランカでは国家資格が認められている治療法です。
これは生活に取り入れて悪いことはないですよね!
すべてを取り入れるのは無理でも、出来そうなところから徐々に取り入れてみましょう!