年末も近くなってくると、来年はどんな年にしようと目標を考える人も多いのではないでしょうか?
今年達成できなかったことを、来年はどう達成しようか…なんて考えているワクワクしますよね。
でも、
ちょっと待ったー!
来年の目標を考える前に、まずは今年1年間をしっかり振り返りましょう!
1年間をしっかり振り返ることで、こんなことが分かります。
- 自分が1年前に臨んだような年になったのか
- 何が足りていて、何が足りていないのか
- 何を学んだのか
- 来年はどんな1年にしたいのか
過去をしっかり振り返り、そこからの教訓を生かさない限り未来は飛躍しません。
この記事では、
- 1年間の振り返りのノートの書き方
- 1年間を振り返るための質問
について書きます。
しっかり振り返って、来年につなげましょう!
この記事はアメリカのナタリー・ベーコンさんのポッドキャスト「Design Your Dream Life」の「Year End Reflection」を元に、私が加筆しました。
振り返りの書き方
1年の振り返りはこの5ステップで振り返りましょう。
ノートに質問を記入して、ガンガン回答を考えてみましょう。
- 今年の「結果」を書く
- 今年の「感情」を書く
- 来年もまた「同じ決定」をするかを自分に問う
- 今年「学んだこと」を書く
- 来年について考える
では1つずつ説明しますので、順を追って書いてみてください。
出来れば、考えるだけでなく手を動かして紙に書き出してみてくださいね。
理由はこちらに書いてあります↓
[振り返りの書き方1] 今年の結果を書く
1年を振り返る上で大切なことは、
結果を評価する
という事です。
どうしても、私達は「これだけやったんだから」と努力の度合いを見たり、費やした時間を評価の対象にしてしまいがちです。
「結果」を出したか、出さなかったかが大切なのです。
努力をしても結果が出ていないならば、努力の方向が違うのかもしれません。
「出せた結果」「望んだけれど出せなかった結果」をきちんと書き出してみましょう。
参考までに、振り返りのカテゴリーを挙げます。
[振り返りのカテゴリー]
- 身体的・精神的健康
- 家族、子供、恋人、同僚、友人との関係
- お金(所得、借金、貯蓄)
- 仕事
- 環境(家、職場)
- 成長・自己啓発
- 趣味
- 社会貢献
それぞれの項目について、今年あなたがやった事について「結果」が出ているところはありますか?
今年の初めに目標としていたことで「結果」が出なかったことはありますか?
あなたはきちんと計画して、自分自身をコントロールして、楽な方に逃げずに過ごせましたか?
[振り返りの書き方2] 今年の感情を書く
私達の思考は「結果」を生み出すための「行動」を生み出す「感情」を生み出します。
私達の求める「結果」は、すべて「行動」によってもたらされます。
私達の取る「行動(またはとらない行動)」はすべて「感情」に左右されます。
そして、私達の「感情」は、私達の「考え」によって引き起こされます。
目標を達成するための行動をとるには、 達成するための感情を感じる必要があるのです。
- あなたのトップ3の感情はなんでしたか?
- その感情についてどう思いますか?
感情は「1語」で説明されます。
例えば「幸せ」「うれしい」「興奮」「悲しい」「むなしい」「怖い」「ワクワクする」「ドキドキする」のような感じです。
感情がなかなか思いつかない場合は「感情を表す言葉146種類|日本語の豊かな表現」というサイトに1語で表される感情のリストがあるので参考にしてください。
振り返りによって、自分が「結果」に対してどのように「考え」「感じた」のかを知ることができます。
その感情を来年も抱き続けたいかを決めることができます。
[振り返りの書き方3] 同じ決定をするかどうか
- また今年の始めに戻って、同じ状況になったとき、あなたはもう1度同じ決断をしますか?
私達は意図的に変えようとしなければ、過去と同じ事を繰り返します。
脳は「私達を生かす」のが仕事です。
今年「死ななかった」のなら、今年と同じようにしていれば「来年も死なない」のです。
だから、脳は変化を嫌います。
もし今年と違う結果を求めるならば、私達の意思の力で同じ決定をしない事を選ばなくてはいけないのです。
[振り返りの書き方4] 学んだことを書きとめる
- 今年学んだことは何ですか?
考えてみると、苦労したことや嫌な感情になったことも多くあると思います。
事実として、その経験からあなたが学んだことは何ですか?
全部書き出してみましょう!
[振り返りの書き方5] 来年を考える
今年1年を振り返ってみて、来年はどういう年にしたいですか?
今年と違う結果になるために、やらなくてはいけない事は何ですか?
目標はどんなものでもいいんです。
現実的な範囲で目標を立てましょう。
ちょっと自分には無理かな、なんて思っていたら一生無理です。
まずは、望みましょう!
あなたにはその価値があるんだから。
振り返りの書き方を学んで来年へつなげよう
この記事では、1年の振り返りの書き方についてお話しました。
出来るだけ、質問をたくさん書き出しました。
振り返ることなく目標を立てても、結局今年と同じ結果になってしまいます。
今年の結果を踏まえて、その意味を理解することが、来年の目標達成のカギになるのです。
今年も残りわずかです。
1つずつ考えて、1年を振り返り、来年はより大きく羽ばたきましょう。