好きで結婚したはずなのに、夫からもう愛情を受け取れない、という事がありますよね。
自分の愛情も相手に伝わらないことも…。
どうしてこんなことが起こるのでしょうか?
原因の1つとして、自分が伝える「愛の言語」が、相手に伝わる「愛の言語」ではないからかもしれません。
愛を伝える方法は5つあって、その人の愛の言語で伝えなければ、全然伝わらないのです。
この記事では、
- 愛の言語とは?
- 愛の言語が違うと起こる事
について紹介します。
愛情を受け取れないのはなぜ?!

30年間、結婚カウンセラーとして働いたゲーリー・チャップマンさんは、夫婦のすれ違いは「愛を伝える言語」が違うためだという事に気が付きました。
そして「愛を伝える言語」は5つに分類されるという事を発見したのです。
こちらの本は、2014年の英語版が発売されて以降、世界で1200万部以上売り上げている大・ベストセラーです。
*この本はKindle Unlimitedで無料で読めます。
「愛を伝える言語」は外国語のようなものです。
フランス語しか理解しない人に中国語で愛を語っても意味がないのです。
出会った頃は夢み心地で言葉が伝わらなくてもあまり気になりません。
結婚して2年位経つと、現実が色々と見えてきます。
人間には「愛のタンク」があって、自分の愛の言語で満たされなければ、相手がどんなに別の言語で愛を語っても、空っぽになってしまうのです。
夫婦間でありがちな
- 私はこんなにやっているのに、相手は全くやってくれない!
- こっちをやって欲しいのに、違う事ばかりやる!
- 私にはもう興味がないみたい!
なんていうすれ違いは「愛を伝える言語」を理解しあっていないために起こることが多いのです。
相手の伝える言語を自分は理解できず、自分の言語を相手は語らず…。
お互いの愛のタンクを満タンにするためには、お互いの愛を伝える言語を知り、学ぶことが大切なのです。
5つの愛を伝える言語
では、早速5つの愛の言語を紹介します。
- 肯定的な言葉
- サービス行為
- 贈り物
- クオリティ・タイム
- 身体的なタッチ
人は大体メインとなる言語を1つか2つ持っています。
そしてその組み合わせはそれぞれです。
1つずつ詳しく説明しますね。
【愛を伝える言語①】肯定的な言葉

言葉によって愛情を表現します/受け取ります。
「愛してるよ」という直接的な愛情表現だけでなく、感謝や称賛や励ましも含まれます。
「相手/自分を認めている」というポジティブなメッセージを送る/送られることによって喜びを感じます。
【愛を伝える言語②】サービス行為

相手のためにやってあげる/くれる行動で愛情を表現します/受け取ります。
荷物を持ったり、庭の掃除をしたり、子供の世話をしたり…。
相手が/自分が喜ぶ事をして/されて、愛情を感じます。
【愛を伝える言語③】贈り物

贈り物を送る/もらう事で愛情を表現します/受け取ります。
高価なプレゼントだけでなく、庭に咲くお花や感謝の言葉を書いたメモでもOK。
相手を思ってプレゼントをしたこと/してくれたことに喜びを感じます。
【愛を伝える言語④】クオリティタイム

中断や邪魔の入らない2人だけの特別な時間で愛情を表現します/受け取ります。
2人っきりで食事を食べる、散歩をするなどなど何でもいいのです。
興味がない事でも、相手のために一緒にやってあげる/くれることが大切です。
お互いがお互いだけに集中している時間を持つことに喜びを感じます。
【愛を伝える言語⑤】身体的なタッチ

体に触れることで愛情を表現します/受け取ります。
キスやセックスだけでなく、すれ違いざまにそっと体にふれたり、髪の毛に触れたり…。
相手/自分に直接的に触れる/触れられる事に喜びを感じます。
(男性は生理的に?身体的なタッチを第一言語だと考えがちですが、違う事も多々あります)
愛を伝える言語を知る

この本の巻末には自分の愛を伝える言語を知るためのテストが付いています。
例えばこんな質問があります。
夫からやさしい言葉の書かれたメモやカードをもらうと気分がいい。(A)
愛を伝える5つの方法
or
夫に抱き寄せられるとうれしい(E)
夫から特別な贈り物をもらうと幸せを感じる(C)
愛を伝える5つの方法
or
夫と長期の旅行に出掛けるのが好き(B)
大体、答えた方が何の愛の言葉なのか創造できますが、全部で30問あるので、潜在的なニーズが分かると思います。
*この本はKindle Unlimitedで無料で読めます。
私の愛の言語は、
- 肯定的な言葉:32%
- サービス行為:10%
- 贈り物:13%
- クオリティタイム:16%
- 身体的なタッチ:29%
でした。
多くの人は「第一言語」となる言葉が突出しているようですが、私は「肯定的な言葉」と「身体的なタッチ」のほぼバイリンガルでした。
今となっては夫の言語を調べることは出来ませんが、夫はよく家の事をやってくれる人なので、もしかしたら私に「サービス行為」で愛を語りかけていたのかもしれません。
逆に、私が彼にサービス行為をしていたか、というとほぼ皆無。
一般的な家事ですら、夫のやり方にそぐわなかったので、夫の分は夫がやっていました(合わせてあげるのが愛だったんだな…←その技量がなかった)。
ほとんどの人が自分が受け取りたい愛の言語で相手に語りかけてしまいます。
それが相手の愛の言語ではない場合、相手は愛情を受け取れないし、場合によってはちょっと迷惑がられることもあるかもしれません。
自分の愛の言語を知る事で「私はコレだよ!」と相手に伝えることもできますし、相手に伝わる愛の言語を学ぶ事は本当に大切ですね。
愛を伝える言語を知るのは子育てにも役に立つ

愛の言語は人によって違います。
5つの組み合わせは何通りもあり、人は自分と違うという事を念頭に置いておきましょう。
愛を伝える言語の考え方は恋愛だけにとどまりません。
仕事の関係や子育てにも当てはめる事も出来ます。
自分には面倒だと思う事でも、その人にとって大切であるなら、それをしてあげるのが愛です。
特に子供の場合は、感情的なニーズが満たされないと、不適切な場所に愛を求めたり、親に対して怒りを覚えたりするのです。
子供の愛の第1言語が「一緒に遊びたい」というクオリティタイムなのに、おもちゃを買い与えるだけで1人で遊ばなくてはいけないのでは、愛は伝わらないのです。
自分と関わる1人1人の愛の言語を気に掛ける事で、人間関係が好転することでしょう。
英語版では「仕事場」や「ティーンエージャー」のためなど、5つの愛を伝える言語の関連本がたくさん出ているようですが、日本語になっているのは「子供に愛が伝わる5つの方法」だけでした↓
先ほどから紹介しているこちらの本にも、最後の章で愛を伝える言語と子育てについて書いてあります。
*この本はKindle Unlimitedで無料で読めます。