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【私は私 あなたはあなた】ゲシュタルトの祈りで学ぶ人間関係の境界線

【画像】私は私、あなたはあなた。ゲシュタルトの祈り
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ゲシュタルトの祈り」をご存じですか?

同じ言葉を繰り返していると意味が分からなくなる「ゲシュタルトの崩壊」なら知ってるけど?

「ゲシュタルトの祈り」は、ドイツ人の精神分析医であるフレデリック・パールズ創設した「ゲシュタルト療法」の中で使われる祈りです。

「ゲシュタルトの祈り」は、

  • どうしても人の目を気にしている自分
  • 人の期待に応えようともがいている自分
  • 人が自分の期待に応えずイライラしている自分

に気付いたら、是非読んで欲しいです。

「私達はどのようにして生きるべきか」ということが簡単に理解できるのです。

自分の本当の感情のニーズに蓋をして、人の期待に沿って生きようすると、生きづらさを感じるものです。

自分が自分の人生の主人公になる」という、一番基本で大切な生き方を選択する後押しをしてくれるのです。

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ゲシュタルトの祈り

【画像】ゲシュタルトの祈り

では、早速「ゲシュタルトの祈り」を紹介します。

日本語訳は、色んな訳を読んで、英語から私が手直ししたものです。

英語とドイツ語はフレデリック・パールズの原文のままです。

私は私の人生を生き、
あなたはあなたの人生を生きています。
私はあなたの期待に応えるために生きているのではないし、
あなたも、私の期待に応えるために生きているのではありません。
私は私。
あなたはあなた。
もし縁があって、私たちがお互いを見つけたなら、それはステキな事です。
でも、もし見つけられなかったとしても、
それはそれで、良いのです。

(英語)
I do my thing and you do your thing.
I am not in this world to live up to your expectations,
And you are not in this world to live up to mine.
You are you, and I am I,
and if by chance we find each other, it’s beautiful.
If not, it can’t be helped.

(ドイツ語)
Ich lebe mein Leben und du lebst dein Leben.
Ich bin nicht auf dieser Welt, um deinen Erwartungen zu entsprechen –
und du bist nicht auf dieser Welt, um meinen Erwartungen zu entsprechen.
ICH BIN ich und DU BIST du –
und wenn wir uns zufallig treffen und finden, dann ist das schön,
wenn nicht, dann ist auch das gut so.

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ゲシュタルトの祈りで学ぶ「人との境界線」

【画像】ゲシュタルトの祈りで学ぶ境界線

「ゲシュタルトの祈り」は、前に読んで感銘を受けたアドラー心理学に通じると思いました。

アドラー心理学では、「課題の分離」と言って、「これは誰の課題か?」を考え、人の課題には介入しないという考え方があります。

人が自分に期待する事、そして、それが自分のニーズを合わない事は仕方のない事です

そもそも期待することだって、その人の理想の押し付けに過ぎないんです。

人が自分を理解しないと落ちこんだり、思い通りに動かなくてイライラするのも同じ事だよ

本当の自分に嘘ついて、他人の期待に応えるように生きようとすると苦しくなります。

その人が、あなたを受け止める力がないだけなのに、あなたがその人の思う通りに生きなくても良いんです。

境界線があいまいになると、

  • 他人の顔色を見て行動する(何でもYESと言ってしまう)
  • 否定された時に必要以上に落ち込む
  • 自分と他人は同じものを見ていると思う
  • 他人が思うように行動しないとイライラする

ということが起きてきます。

そうすると、自分の中で苦しさや怒りや不満で満たされてきてしまいます。

私は私。あなたはあなた。

人に理解されなくても、認められなくても、自分の望むものを大切にする

自分も自分を大切にするから、他人がその人自身を大切にすることも理解する

自分の人生を、他人と調和しながら、自分のために生きる」という事に改めて気付かせてくれます。

人間関係に息苦しさを感じた時は、是非「ゲシュタルトの祈り」を読んでみてください。

アドラー心理学を学ぶならこの本

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