「いい人」って言われて嫌な気持ちになる人はあまりいませんよね?
でも、「いい人」でいる事で、自分で自分の首を絞めていると言われたらどうですか?
人に対して「いい人でありたい」と思って行動していることが、実は「便利な人」だったり「都合がいい人」だったりすることもあるんです。
この記事では、
- 「いい人」ではなく、「親切な人」「優しい人」になろう!
という事についてお話します。
いい人をやめると楽になる
「いい人」とはどういう人の事を言いますか?
あなたの周りの「いい人」を思い浮かべてください。
- 何か聞きたいことをLineをするとすぐに返事をくれる人
- 友達と集まるのにいつもお店を予約してくれるリーダー的な人
- 誰とでも仲良く話が出来て気さくな人
- 何かあるとお家を開放してくれるきれい好きな人
- 頼んだら「No」とは言わない頼りになる人
などなど。
やってくれるとありがたい事をやってくれる人を「いい人」と表現することが多い気がします。
いい人でいるという事
わたし達が心の底から喜びを感じて「いい人」でいるわけではないのなら、「いい人」でいる事に苦痛を感じています。
「いい人」は人を喜ばせるのが好きです。
人と衝突しそうな事柄を避け、「自分が我慢すればいいのなら…」と言う自己犠牲の気持ちがあるかもしれません。
でも、自分のしてあげたことが「当然」と思われたり、期待する反応がない場合、わたし達はモヤモヤしますね。
つまり、生まれながらの「いい人」ではないなら、「いい人」は仮の姿なのです。
「いい人」の行動が「波風を立てないため」とか「人が喜ぶ姿が見たいから」とか自分本位なのです。
いい人でいることの弊害
「和」を大切にする日本社会においては、自分の意見を通さず、気持ちを計りながら人間関係を培っていたのが当たり前だったのかもしれません。
でも「いい人」を演じていると、どんなことがあなたを苦しめるでしょうか?
【いい人でいると起きる弊害】
- 自分の時間が無くなる
- 人のためにばかり働いて疲れる
- 人があなたを大切に扱わなくなる
- 自分で自分自身が分からなくなる
いい人でいることは、あなたの自尊心を満たしてくれるかもしれません。
人があなたを慕ってくれているように感じます。
あなたがしたことで人が喜んでくれるような気がします。
でもそのうち、あなたは「そういう人だ」となり、あなたの時間や努力を尊重する人が減ってきます。
「いい人」でいようとすればするほど、だんだん苦しくなってくるのです。
いい人をやめると楽になる。いい人じゃなくて「親切な人」を目指そう!
ここまで書いておいて何ですが、別に「いい人」は良くないと言っているわけではないのです。
いい人をやめて「嫌なヤツ」になった方が良いよ!なんて言う気は毛頭ありません。
「いい行動をしたい」と思う事はすばらしいことです。
でも、自分を苦しめないようにする事が大切です。
出会った人すべての人から好かれる必要はないのです。
見返りを求めない「いい行動」を何と言うか知っていますか?
それは「親切」です。
人を喜ばせるためではなく、本当に人のためになる行動をとれる人の事を「親切な人」と言います。
「親切な人」は本当の大切な事の本質を見失わないません。
それが例え相手がショックを受けるようなことであっても、後々役に立つようなことであれば行動に移します。
自分だって忙しい時に、人の手間まで請け負う必要はないのです。
- 自分と自分の時間を大切にする
- 自分の出来る範囲を知る
- 自分と人との間に境界線を作る
を意識して、単なる都合のいい「いい人」にならないように気を付けましょう!