「緊張」について調べていたら、検索のおすすめ機能?に「緊張は成長痛」という言葉がありました。
調べてみたら、ローランドさんの言葉なんですね。
緊張って恥ずかしい事ではないと思ってて、出来るかどうかわからないとか、新しい事にチャレンジしているから緊張するわけじゃないですか。
だからもう、僕は緊張って言うのを成長痛だと思ってて…(中略)小心者だからするんじゃなくて、成長しているからすると思ってるんですね。
カジサックの部屋より 33分頃~
私は昔からすごーく緊張するんです。
「人前で話す事」が本当にダメで、分かりやすく顔は真っ赤になり、手足も遠くからでも分かるほど震えて、声も震えてしまいます。
「心積もりノートラボ」で「緊張」に対するお題が出たんですが、緊張について考えるだけでも心が苦しくなりました。
そこで大木あゆみさんに言われたのは「緊張する事自体に良い悪いはない」という事と「緊張した事で得られるものもあるはず」という事でした。
「いやいや、悪い緊張ってあるでしょ!」と思ったので調べてみました。
この記事では、
- 良い緊張と悪い緊張
- 緊張する原因と緊張しない方法
- 緊張はいいことなのか?
について書いていきます。
良い緊張と悪い緊張
「緊張には良いも悪いもない」、確かに現象としてはそうかもしれません。
でも私は、確実に「緊張」に対する私達の反応として「良い」と「悪い」は存在すると思っています。
緊張に対して「良い」反応をした場合、私達の集中力は増し、よいパフォーマンスができます。
運動選手が緊張と共に、ベストをその瞬間に持って行き、最高の結果を残す、みたいな感じです。
緊張に対して「悪い」反応をした場合、私達は人の目や結果・評価が気になり、パフォーマンスが下がってしまいます。
身体的にも胃痛や不眠などの症状が出てきてしまう事もあります。
「緊張をする」ということは、「日常からかけ離れた体験する」ということで、脳がアラートを出している状態なので仕方ありません。
大切なのは、緊張に対してどう対応するか、という事のようです。
緊張する原因と緊張しない方法
先に言っちゃうと、緊張は心と身体の自然な反応なので「緊張をしない方法」を語ることは出来ません。
が、私なりに「緊張とうまく付き合う方法」を考えてみたので紹介します。
まずは、緊張の原因についてから説明します。
緊張の原因
「日常」とかけ離れた状態に対して、不安を感じると交感神経が優位になり、ドキドキしたり、顔が赤くなったり、手が震えたりします。
これが「緊張」の正体です。
私達の脳は「いつもと同じ状態」をこよなく愛していますから、「おい、そんなことして大丈夫か?考え直せ!」と伝えているんですね。
「緊張」について考えていると、私にはこんな原因があると分かりました。
- 人前で話すのが嫌い
- 分かりやすく緊張しているから恥ずかしい
- 緊張でベストパフォーマンスが出来ないから嫌だ
つまり、人前で発表をする「緊張感」の他にも、自分に対して「緊張を隠さないといけない」「人からの目が気になる」という「緊張感」を上乗せしていたわけです。
不安が高まれば高まるほど、緊張感が増して身体に影響が出てくるのは当然で、私の場合は「緊張」のトリプルパンチなわけです。
しかも、それで「人前で話すのが嫌だ」という負のスパイラルに陥っているので、それはもう、大変ですよね(笑)
緊張とうまく付き合う方法
「緊張しない方法」を語ることは出来ないけれど、うまく付き合う方法はあると思います。
- 緊張は隠さなくて良い
- 普段から人の目を意識してみる
- 自信のあるフリをする
- 普段から自分の心の在り方に注意する
1つずつ説明しますね。
①緊張は隠さなくて良い
まず、今回「緊張」について考えていて、一番の気付きは「緊張は隠さなくて良い」という事です。
緊張するのは脳の当たり前の状態で、止める事は出来ません。
「人前で話す」とか、その緊張する状態が「当たり前の日常」になるまで緊張状態がなくなることはありません。
だから、別に隠さなくて良いのです。
ローランドさんのいう通り、「緊張は成長痛」なんですよね。
②普段から人の目を意識してみる
私の場合、普段はあまり人の目を気にしてなくて、ファッションとかお化粧とかもおざなりなんです。
それなにに、突然注目を浴びるスポットに立たされるから余計に緊張するんですよね。
だから、普段から「人から実は見られている」というのを意識するようにしたらいいと思いました。
芸能人の人が美しいのって、街でも「見られている」と思っているからだと聞いたことがあります。
人前に立たされた時だけじゃなくて、普段の生活から少し自意識過剰でいる事は悪いことではないと思います。
②自信のあるフリをする
これは、ローランドさんが上で紹介していた動画の中でこんなことを言っていました。
自信は持とう持とうとすると、逆に肩に力が入っちゃって、逆に緊張しちゃうわけですよ。(中略)だったらもう割り切っちゃって、自分は自信を持とうと思っても無理なんだと、だったらせめて自信のあるフリだけすればよいじゃないかってところで、しゃべりのトーンだったりとか、視線だったりとか、(中略)自信のあるフリっていうのをしていたら、相手も自信があると思って接してもらえて会話がスムーズに行ったりする
カジサックの部屋より 31分頃~
「こうなりたい」というのを強くイメージするということにも大切だと思います。
思えば私も、人前で笑いが取れる人とか、自然体で話せる人に憧れますが、自分がそれを出来てるイメージは全くありませんでした。
自分が出来る「緊張をしないで人前で話せる」イメージを強く持ち、それを真似ればいい、くらいの心持ちで望めば緊張は減ると思います。
④普段から自分の心の在り方に注意する
普段から自分の心の在り方に注意していると、イライラをニュートラルに持って行ったりすることが出来るようになります。
「ニュートラル」の感覚がつかめたら、緊張するときに同じようにやってみたら良いんだと思いました。
- 脱力する
肩をギューっと持ち上げてから脱力
目をギューッとつぶって脱力
手をギューッと広げて脱力などなど - 姿勢を正しく伸ばす
3回ジャンプしてみる(その姿勢が正しい)
視線を少し上に挙げる - ゆっくり深呼吸
4秒かけて吸い、4秒止めて、8秒で吐く - 緊張している事を認める
心の状態、身体の状態を観察する
さぁ、これで「緊張をしなくなるか」と言ったら、そんなことはありません。
やっぱり緊張するけれど、それはそれで良しと思うだけで違うかな?と思います。
【まとめ】緊張はいいことなのか?
ローランドさんのいう通り、「緊張する」ということは、非日常を経験しているということです。
緊張は、血液の循環を活性化させ、身体にハリを与える効果もあるそうです。
- 緊張することは避けられない
- 緊張は「悪い事」ではない
- 緊張している状況から学ぶことがある(成長している)
という事を知っただけで、緊張に対する反応が少し変わるかなと思いました。
ちなみに、6か月以上緊張が続いていたり、過度な緊張で過呼吸になったりして日常生活に支障が出ている場合は、医療機関などに相談してみた方がいいそうです。