「人と比べること」によって失う物を考えたことがありますか?
それは、「自分らしくいること」だと私は思います。
子供は自分の思った事を口に出すことを恐れず、未来に絶対的な自信があります。
他の人がどうであれ、自分は自分、それでいいのです。
でも、大人になるにつれて、私達は、
- 友達に変な人だと思われるんじゃないかな?
- 親に反対されたから、こっちにしよう
- みんなこれをやっているから、正しいんだろう。
なんてことに思いを巡らせて、自分を変える事を覚えてしまうのです。
私達は学校教育の中でいつも「正解を出すこと」を求められてきました。
「正解は1つ」という思い込みが染みついています。
でも、本当は正解が1つじゃない事なんて、世の中にたくさんあるんです。
この記事では、
- 人と比べるってどういうこと?
- 人と比べるのをやめる方法
- 人と比べるのをやめると起こる事
について書いていきます。
人と比べるってどういうこと?
![【画像】人と比べるってどういうこと?](https://oluolu.blue/wp-content/uploads/2020/12/tenbin.png)
私達は本来、自分の視点で物を見て、考えます。
私の目で見る風景は、隣の人の見る風景と微妙に位置もずれているし、フォーカスしているポイントも違います。
大人になるにつれて、私達は隣の人の視点も想像できるようになってきます。
そうすると自分より隣の人の方が優れているように感じてしまうのです。
「隣の人が優れていて、自分は劣っている」というネガティブな感情に悩まされます。
自分自身の視点を放棄して、隣の人の視点を見ようとしてしまいます。
自分自身が本当は持っている興味や好奇心に蓋をしてしまうのです。
それが「人と比べる」という事の悪い点なんだと思います。
人と比べて自分を押し殺していては、苦しくなるのは当たり前ですよね。
人との違いを認める
![【画像】人と比べるのをやめて、人との違いを認める](https://oluolu.blue/wp-content/uploads/2021/01/mother.jpg)
「人と比べるのをやめる」ってどうしたらいいかというと、「人との違いを認める」という事だと思います。
自分が見る方角からではなく、いろんな人の視点から見る世界を想像するのは大切な事です。
でも、結局は「自分は自分、人は人」でしかありません。
違う人間なんだから、違っていて当たり前なんです。
人との違いを認めると、こんなメリットがあります。
- 人との違いを知って、自分自身が見える
- 自分の興味にはない世界を知って、視野を拡げることができる
- 自分と違う世界を知り、新たなアイデアが浮かぶ
人との違いを知って、自分はダメだと卑下するだけでは前へ進めません。
人との違いを認めて、そこから発展させることに意味があります。
では、どうやって人と比べるのをやめるのかを次に説明しますね。
人と比べるのをやめる方法
![【画像】人と比べるのをやめる方法](https://oluolu.blue/wp-content/uploads/2020/10/counting.jpg)
「人と比べて、自分を卑下する」という思考パターンは「癖」です。
「癖」はちょっと大変だけど、いつでもやめることができます。
爪を噛むとか、貧乏ゆすりをするようなものです。
まず、その思考パターンに陥っている事に気付かないといけません。
「わぁ、みんなこうなんだ。私ってなんてダメなんだろう…」と思った時がチャンスです。
人の視点は自分にはない視点だから新しいし、すごいと思うのは当たり前。
他の人も自分に対して同じように思ってます。
自分が感じている事は、自分だけの特別なもの。
自分の感じている事にもっと自信を持って、人に伝えたらいいんです。
最初は自信もないし難しいけれど「その発信によって、気付きを得る人もいる」と知ってください。
人には色んな人がいるので、それぞれ感じ方も違います。
目の前にいる人には響かなくても、その声が届いた後ろの人には刺さっている時もあります。
自分が自分らしくいてダメな事なんてないんです。
自分の感じることは、他の誰とも違う自分だけの特別なものです。
人と比べるのをやめると起こる事
![【画像】人と比べるのをやめると起こる事](https://oluolu.blue/wp-content/uploads/2019/08/breaze.jpg)
人と比べるのをやめると、自分の人生の主役が自分になります。
人のやりたい事、人の感じる事ばかりに重点を置くことをやめます。
人と違う事を認めると、自分が人が出来ている事を全部できなくても良くなります。
人は簡単にやっているように見えるけど、自分にはその特性がないからできなくて当たり前。
自分が楽しんで出来ることがあるから、そっちを目指そうと自然に思えるようになります。
自分は、自分より優れて見える人全員になろうとしなくても良いんです。
人それぞれ特性があって、自分は自分で完璧なんです。
【まとめ】人と比べるのをやめると毎日が楽しくなる
![【画像】人と比べるのをやめると毎日が楽しくなる](https://oluolu.blue/wp-content/uploads/2021/03/compare.jpg)
私達は当たり前に、自分の視点で物事をとらえ、自分の考えを持っています。
それを、人の捉え方や考え方と比べて、そっちの方が優れているように感じてしまいます。
何が大切かというと、「人と比べて、自分を卑下する思考パターン」をやめるだけ。
自分の視点も唯一無二の大切な視点だと知る事です。
人と比べるのをやめると、自分に自信がつきます。
友達の視点、親の視点、世間の視点は、自分の視点を拡げる材料にしか思えなくなります。
最後に、金子みすゞさんの詩を紹介して終わります。
私と小鳥と鈴と
私が両手をひろげても、
みんなちがって みんないい
お空はちっとも飛べないが
飛べる小鳥は私のやうに、
地面を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のやうに
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。