とある自分の「設定」に気が付きました。
「私のまんま生きると男性に愛されることはない」という設定です。
この設定があったからこそ、夫の思う主婦像に近づこうとして、苦しくなったりしていました(全然できなかった…)。
自分の中にある「設定」に気付いたら「何故?」の質問を繰り返し、原体験となる過去の経験を探ってみると良い、ネットで読み、掘り起こしてみました。
その結果、3つほど「私が私らしくいたこと」で後からネガティブな事を言われた経験を思い出しました。
今まで、そんなに重要視していなかった出来事でしたが(ちょっとモヤモヤくらい)、この設定を作り出した大きな意味があるんじゃないか?と考え始めました。
でも、そんな時に「心積もりノートラボ」の大木あゆみさんに言われたのが、
今、ここで、どんな選択をするか…。
先日読んだ「嫌われる勇気」の本にも「過去の出来事を引きずる必要はない」「トラウマは存在しない」と書かれていたので、紹介します。
過去を引きずる必要はない
アドラー心理学を書いた「嫌われる勇気」で一番最初に常識を覆されたのが「トラウマは存在しない」という考え方です。
例えば「過去に〇〇したから△△になった」と考える時、〇〇した経験がある人は全員△△になっていないとおかしくなってしまいます。
過去の出来事によって未来が決まると考えると、過去その出来事を経験した人の未来は動かせなくなってしまいます。
アドラー心理学がでは、「過去の原因」ではなく「今の目的」を考えます。
「今△△という目的があるから、過去の〇〇を原因としている」と考えるのです。
「嫌われる勇気」の本の中では、「赤面症が治ったら好きな人に告白したい」と悩む女の子の話が出てきます。
過去の原因を探る場合、赤面症になった原因となる出来事を探っていくことになるでしょう。
でも、アドラー心理学では「告白して打ちのめされる恐怖や、これが治れば好きな人とお付き合いできるかもという希望を持ちたいがために、赤面症を作り上げている」と考えるのです。
いかなる経験も、それ自体では成功の原因でも失敗の原因でもない。われわれは自分の経験によるショック(いわゆるトラウマ)に苦しむのではなく、経験の中から目的にかなうものを見つけ出す。自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定するのである
アドラーの言葉「嫌われる勇気」より
過去を引きずらない方法
つまり、私の「私のまんま生きると男性に愛されることはない」という設定について、いくつか過去の経験を思い出しましたが、それは意味のない事でした。
今までも、ネガティブな事を言われてモヤモヤしていましたが、今の私を作り出した原因ではなかったのです。
今現在、結婚生活がうまくいってないことの説明として、「私らしく生きる」をくっつけているだけでした。
過去を引きずらない方法は、「過去は関係がない」「今の自分が自分を決める」と気付くことです。
【まとめ】今の自分を決定するのは私
「過去の出来事」にどんな意味を与えるかを決定するのは自分なんですよね。
今まで気にしていなかった過去に大きな意味を与える必要はないのです。
「私のまんま生きると男性に愛されることはない」という設定が「今の私」が考えて嫌だなと思うなら、手放せばいいんです。
上で紹介したツイートの返信には「成功体験がないから難しい」と書いたのですが、そもそもそれを考えたら何もできない。
「歩いたことないから歩かないよ」と赤ちゃんは思いません。
赤ちゃんは「歩いてみたいから歩く」それだけ。
今の私は「私は私で良い」と思っているから、「そういう私を愛してくれる人が現れる」と思う事にしました。
「今の私が何を望んでいるか」にもっとフォーカスしていきます!