子供のころから「将来何になりたい?」と聞かれるし、学校でも会社でも「目標」を立て、達成に向けて努力をします。
でも、「夢」や「目標」って実は無理やり生み出していたりしませんか?
いつも目標を持って、そこに向かって努力することが「良い」とされるけれども、本当にそうなんでしょうか?
この記事では、「そうじゃなかったんだ!」と私が納得した、目標達成の「山登り型」と「波乗り型」について説明します。
目標達成の「山登り型」と「波乗り型」
目標達成には「山登り型」と「波乗り型」という2つのタイプがあるそうです。
目標を定めて、そこに向かうのは「山登り型」、来る波をこなしていくのが「波乗り型」。
そして、なんと!
日本人の80%は「波乗り型」と言われています。
学校や会社で目標を定めるとき、それは「山登り型」の目標設定になります。
「波乗り型」の人には「山登り型」の目標を立ててもモチベーションも上がらないし、そもそも立てるのが難しいのです。
ではもう少し詳しく「山登り型」と「波乗り型」について説明します。
山登り型
目標達成を「山登り型」でする人は、明確な目標を思い描くことができます。
達成するためのプロセスや時間を綿密に練り、達成に向けて実行することが出来ます。
少しずつ目標に近づいていることがモチベーションになります。
だから、「なりたい自分」の姿を強烈にイメージして、そこから今何をすべきかに落とし込むことが大切です。
山登り型の人は、想定外の状況の変化に対応できなかったり、やるべきことは分かっているのにうまく行動に移せず苦しむことがあります。
自分を追い込みすぎて目標達成への道が苦しくなってしまったり、目標達成の後に燃え尽き症候群になったりしやすいので注意が必要です。
山登りの途中の経過を楽しむ気持ちを持つと、世界が広がります。
波乗り型
波乗り型の人は、来る波に乗って進んでいきます。
1年後などの遠い未来の目標は立てられず、無理やり目標を立てたところでモチベーションにつながりません。
ただ、今ある波の中でどの波に乗りたいかは選択できます。
だから、自分がどういう価値観で生きたいかということをしっかり知っておくことが大切です。
過去の自分がどういうときに幸せを感じたのか、それはなぜそう感じるのかを深堀りすると良いでしょう。
今、目の前にある波で、その幸せを感じられる波はどれ?と考えると自然と「なりたい自分」に近づいていきます。
【まとめ】これからは波乗り型の時代
今は未来が不透明なVUCAの時代と言われています。
そういう時は、目標を設定して行動計画に落とし込んでも、外的要因などで自分の思った通りに進むのは難しいのです。
今までは目標を公言して、その通りに達成した人が目立って脚光を浴びていました。
でも、これからは波乗り型の方が、自由に楽に「なりたい自分」に近づけることが出来そうです。
子供のころからずーっと目標を立てるのが苦手だったのですが、「山登り型」と「波乗り型」があると知って、納得です。