「モーニングページ」と「日記」は両方とも「毎日書く」という点では同じです。
日記を朝に書いたら「モーニングページ」になるのか?というと、そうはなりません。
「モーニングページ」と「日記」は全くもって別物だからです。
2つを比べてみると、書くことで得られる効果がまったく違いました。
- 【モーニングページの効果】
頭の中のデトックス・右脳の解放 - 【日記の効果】
日々の記録・記憶の整理
2つを比べてみて、私はモーニングページをおすすめします。
この記事では
- モーニングページと日記の違い
- 私がモーニングページをおすすめする理由
について説明します。
モーニングページ と日記の違い
モーニングページは「朝」、日記は大体「夜」書くものだと思いますが、それ以外にどんな違いがあるのでしょうか?
【モーニングページと日記の違い】
- モーニングページにはルールがある
- モーニングページは文章を組み立てない
- モーニングページは1日を振り返らない
もう少し詳しく説明します。
【違い①】モーニングページにはルールがある
モーニングぺージは公式のルールがあります。
守るか守らないかは別にして、とにかくルールがあるのです。
【モーニングページのルール】
- 毎朝、起きたらすぐに書き始める
- 1日3ページ
- 手書きする
- 頭に思い浮かんだことはとにかく書く
- 気分が乗らなくても書く
- 8週間読み返さない
\詳しくはこちらで説明しています/
日記には「公式ルール」はありません。
自分でフォーマットを選んで書くことはありますが、誰かに言われたルールで書くことはありません。
PCにタイプしてもいいし、書く時間だっていつでもいいのです。
【違い②】モーニングページは文章を組み立てない
モーニングページでは、とにかく頭に思い浮かんだことをダラダラと書き連ねていきます。
文章のきれいさを気にせず書くので、あちこちに話が飛んだりします。
寝起きで書いているので、判読不能な事もあったりします。
書くときに「きちんと考えて書こう」という意思のパワーは全く使いません。
記憶を整理し、文章を組み立て記録していくのが日記です。
日記は「アンネの日記」のように日記でありながら、後世に伝える目的で書かれることもあります。
自分すら読み返さない「モーニングページ」と、読み返すことを前提とした「日記」、書く内容が変わってくるのも当然です。
【違い③】モーニングページは1日を振り返らない
モーニングページは思ったことをそのまま文字にして書き連ねます。
そこに日記に書くように、起こった出来事や感情を書くことがあるかもしれません。
日記はどうでしょうか?
日記は、その日にあった事の「ふりかえり」をするために書きます。
経験したことや経験を通して感じたことを書きます。
日記に何を書いたか、書いて1時間程度で忘れることはないと思います。
でも、モーニングページはその時に感情をただ文字に乗せて書いているだけなので、何を書いたか覚えていない事が往々にしてあるのです。
モーニングページをすすめる理由
モーニングページと日記が全然違うということは分かっていただけたと思います。
では、なぜ私がモーニングページをおすすめするのか?
それは、モーニングページが「脳の排水」と呼ばれるように、頭の中の物を全部吐き出すため「瞑想」のような効果があるからです。
モーニングページは普段の意識を超えた「向こう側」に行くという目標があります。
モーニングページの提唱者であるジュリアキャメロンさんが著書の中でモーニングページについて説明しています。
モーニングページを続けていても、日記のように日々の経験から何かを学んでいるという感覚はないです。
でも、自分の「中心」にたどり着くような感じがあります。
モーニングページも日記もそれぞれいいところがあります。
時間が許すなら両方書くのが良いと思います。
でも選ぶとしたらモーニングページをおすすめします。
「書く」ことで、普段では得られない感覚を感じることができるんです。