脳は「生きる事」を最重要視します。
そして「新しい知識を得る事」「仲間を作る事」が脳の3大本能と言われています。
これは、人間は古代から集団行動をして、色々知恵をつけて命をつないできたからです。
昔はそれでよかったのですが、現代では昔ながらの本能通り脳が動くために、ちょっとおかしな事も多々あるのです。
今日は、自分の脳のクセではなくて、人間の本能の脳のクセを紹介します。
脳のクセを知ると、「あ、これはあのパターンね」と思う事ができ、自分の本当に大切にしたい事に向けて行動をすることが出来るのです。
脳のクセを知ると行動を変えられる
では、早速本能的な脳のクセについて紹介します。
- 脳は目先の事に気を取られる
- 脳は集中するのが苦手
- 脳はいつもと一緒を好む
- 脳は面倒くさがり
- 脳は「終わり」と思うとフリーズ
- 脳は否定語で不安が芽生える
- 脳は集団の中にいたがる
脳は目先のことに気を取られる

Lineがピロンとなったら、スマホを手にしてしまうように、私達の脳は何か注意をひくものがあれば、それに気を取られてしまいます。
大して重要な事でもないのに、緊急性を感じると即座に反応しようとしてしまうのです。
昔は「生きるか、死ぬか」の世界に住んでいたので、危険を避けるため衝動的な本能が優先されていました。
でも、今はその衝動性は必要ありません。
何が重要なのかを頭において、重要なことを優先するようにしましょう。
脳は集中するのが苦手

昔の人間にとって、何か1つに集中してしまうことは、自分や自分の家族に差し迫る危険に気付くのが遅れてしまうことになりかねません。
だから、人間の脳はいつも周囲の事に敏感に反応するようになっているのです。
「集中が出来ないのが当たり前」と思うと、少し楽になりませんか?
だから、自分が集中できる環境を知ることが大切です。
カフェなら勉強できる、部屋の温度管理をする、スマホを離れたところに置いておく、などなど色々工夫してみましょう。
脳はいつもと一緒を好む

私達の脳は「生きる事」を最重要視しているわけです。
今、生きているなら、今まで通りやっていればOKだと脳は思っています。
自分が嫌だと思っていても、脳は今まで通りやろうとするのです。
だから、新しい事を始める時が1番大変と言われます。
脳にとっては大きな負荷がかかり、何も変えない方が楽なのです。
でも、逆に一度動き出してしまえば、止まらないのも脳の特徴です。
脳は面倒くさがり

難しい事や新しい事をやろうとすると、脳はエネルギーを大量に消費します。
私達の脳は、エネルギーを大量に使うような事は「必要な時だけにしたい」と考えています。
だから、いかに私達が「運動しよう!」「勉強しよう!」と思っても、そんなことにはエネルギーは使いたくないのです。
本能的に、食べ物を捕る狩りのためにエネルギーを取っておいて、普段はダラダラしたいのです。
脳は「終わり」と思うとフリーズ

小学校の時、「ゴールの10m先に本当のゴールがあると思って走り抜け」と言われませんでしたか?
人間の脳は「終わり」と思ったところでフリーズする習性があります。
「出来た!」「終わった!」と思ったところで、モチベーションが下がりパフォーマンスも下がってしまうのです。
目標を達成することは、次の目標へいくための通過点と考えなくは、動けなくなってしまうのです。
脳は自信を無くしやすい

脳は自信を無くしやすいのです。
「今日はいつもと違う」「平常心でいないとね」「あの人の方がうまくできるかも」など完璧な否定語でなくても、そのような思いがポッと浮かんでしまうとパフォーマンスが下がると言われています。
自分が出来るイメージを強く持って、否定的な言葉をポジティブに置き換えることが大切です。
脳は集団の中にいたがる

人間は群れで暮らしてきた生き物ですから、もちろん「仲間になりたい」という本能的な欲求があります。
昔は、群れから外れる=「死」だったのです。
こちらの記事にも書きましたが、人とのちょっとしたコミュニケーションでも脳は幸せを感じます。
特に日本は、昔から災害も多く、地域の中で生活していかないといけなかったので「仲間になる」という事を大切にしてきました。
「仲間になる事」「人の役に立って貢献すること」は脳の本能として必要な事なのです。
脳は、社会の中で積極的に物事に取り組み、感謝し感謝されることに喜びを感じます。
【まとめ】脳のクセを知ると、行動を変えられる
先日、「早起きサロンをオープンします!」とTwitterで発表しました。
*このサロンは今は運営していません
でもその後、「こういうの好きじゃないかも」と思ったり、「私の第一希望の人生では自分からガンガン働いてないな」と思ったりしました。
でも、多分これは「新しい事を嫌う」脳の本質だと思いました。
立ち上げたところで「達成感」を味わってしまって、脳がフリーズしているのかもしれません。
こういう時に大切なのは、これは脳のクセだと知る事。
知らずにいたら、脳が元に戻そうとするのに対抗する術がありません。
「本当に自分がやりたいことは何かな?」と問いかけましょう。
自分の望む人生に近づくために必要な事ならば、小さい1歩を続けていかなくてはいけません。
意思のパワーが必要になりますが、望む人生をワクワクと思い描いて力に変えましょう!